眼科医 吉野健一ブログ相談室

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ものもらい(霰粒腫)の治療を巡って

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院長殿
7月●●日18時頃、初診で伺いました。
ものもらいで目が痛くていったのに、説明していても返事もせず、おとといからよくなるどころか痛くなっているというと『3日じゃなおるわけないですよ!ものもらいは目の風邪なんで!普通の風邪も3日じゃなおりませんよね!一週間はかかりますね』と投げ捨てるようにいわれました。
すごい言い方です。
結局、おとといに別の眼科でもらった目薬をそのままでといわれ何も処置はありませんでした。
処置はそれしかないのかもしれませんが、患者に対しての口のききかたをもう少し指導していただきたいです。二度といきませんが、近くなので近所の方にも絶対オススメできません。院長先生はいらっしゃらなかったようですが、あんな言い方されたの始めてです。


●●●●様:
はじめまして。院長の吉野健一です。
昨日木曜日は手術日で、私はクリニックにはおりましたが診察を担当しておらずお会いできませんでした。
お忙しい中、詳細なメールをいただいたことより、ご立腹の大きさが推察され恐縮しています。
御不快な思いをさせてしまい大変申し訳ございませんでした。

ものもらい(霰粒腫)で、痛みを伴う場合は感染を伴っているため、私の場合は多くは抗生物質の内服を処方します。それにより通常は腫れや痛みは徐々に解消しますが、それでもしこりが大きく残る場合があります。その場合には外来局麻下で手術を行います。
一方で、前医や当院服部医師のように、抗生物質の内服は極力行わないというポリシーで診療にあたる医師もいます。抗生物質の乱用による耐性菌の出現を恐れるというのがその一番大きな根拠だと思います。
どちらも治療方針として間違っているわけではありませんが、前医の治療で満足していないが故、忙しい中御来院いただいたという状況を鑑みれば、私なら患者さんのその時点でのニーズを汲んで抗生物質の内服を処方したと思います。

ご提案ですが、もしお許しいただけるのであれば、私の診察を受診していただけないでしょうか?もちろん診療費は頂きません。
抗生物質の内服薬を処方させてください。
直近では、服部医師が夏休みをとりますので、8/2(土)、3(日)、4(月)、5(火)、7(木)、8(金)、9(土)すべて出勤しています。ご検討のほどよろしくお願いいたします。
この度は誠に申し訳ございませんでした。
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吉野眼科クリニック 吉野健一
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