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●●　●●様：お返事大変おくれすいません．以下，＠でお答えいたします．

>> お名前 = ●●　●●
>> 性別 = 女性
>> 年代1 = 40代 前半
>> 内容 =はじめまして。

>> 家内は現在、入院中のため　代わりに夫がメールしております。ボストンレンズについて教えていただけますでしょうか。まず、妻の経過ですが、今年、スティーブンス、ジョンソン症候群になり体のほうは落ち着きましたが、目がなかなかよくならづに通院していましたところ、運悪く右目がMRSAに感染し、点眼治療を続けてましたが菌は除去できず、やもえず角膜の移植を行いました。幹細胞は残っていたようで角膜は順調にはってきているようですが、多分、このあと結膜が角膜にはいってきてにごってくると思います。左目は、現在もステロイドの点眼をつづけていますが、なかなかすっきりとしません。ボストンレンズは、角膜に結膜がはいってくるのを抑える効果があるのでしょうか。右目にレンズをいれて効果が期待できますか？左目はいつの時点で（もうすこし落ち着いたほうがいいのか？）レンズを入れることができますか。突然のメールで失礼いたしますが、よろしくお願いいたします。

＠ボストンレンズの効果は、
１）レンズ下の涙液層にて眼球表面を常に潤わせドライアイを防止する。
２）眼球の前１／４をレンズで覆うため、角化した眼瞼や睫毛乱生による物理的障害から眼球表面を守る。
３）レンズはハードコンタクトレンズであるため、SJS（スティーブンス-ジョンソン症候群）による角膜の不正乱視を矯正し視力を向上させる。
があります。角膜のstem cellさえ残っていれば、上記１）２）の働きから、角膜の新生血管や結膜化を予防することが可能です。瞼球癒着が無くレンズ装用のための視力が残されていれば装用は可能と思われます。

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吉野眼科クリニック　吉野健一
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