眼科医 吉野健一ブログ相談室

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遠視に対するレーシック

●●●●様:メール相談ありがとうございます.以下@でお答えします.


>> 都道府県 = 東京都
>> 性別 = 女性
>> 年代1 = 40代半ば


@このような屈折状態の方を不同視といます.不同視は非常に疲れるので,このような方への屈折矯正手術は大変喜ばれます.このような方こそ一番の屈折矯正手術の適応と考えています.


> 今は裸眼で近くのものも見える(右目は)のですが、十分遠くににあわせたレンズにすると、近くが見えないという状況です。このような場合、レーシック等のレーザー治療は適しているのでしょうか?


@両眼を手術で遠くが自然に見えるようにする(裸眼視力1.0くらい)ことは可能です しかし,その場合,50歳位になると老眼のために近くは見づらくなります.つまり,近くを見るときは老眼鏡が必要になります.


> レーザー治療では近視には適しているようですが、遠視+乱視の場合は予後はいいのでしょうか?


@予測性は近視,乱視に比しやや落ちますが,手術は十分可能です.角膜に余裕があれば,目的度数に対するずれに対しても追加矯正手術で目的はほぼ達成できるでしょう.


> また、治療が可能な場合、どの術式が適しているのでしょうか?


@間違いなくレーシックです.どのタイプのレーシックかは詳細な検査をしなくてはお答えできません.以上ご検討ください.