眼科医 吉野健一ブログ相談室

眼科医 吉野健一 眼科のお悩みお聞きします

目の悩みにお答えしました! 気になる項目を右の検索より検索するか、カテゴリーからお選びください。


●●様:
水曜日の休診日と木曜日の手術日を挟んでいたためお返事遅れ大変すいませんでした。以下@でお答えします。


> 吉野眼科クリニック
> 院長 吉野健一 先生


> お世話になります。レーシックの術前検査および診察をいただきました、●●です。御丁寧な対応をいただき、本当に有難うございました。

> 申し上げました通り、1年間いろいろと検討し悩んだ結果、リスクを考え1度は見送りという結論を下しました。しかし、その後幸運なことに御院のウェブサイトと出会い、先生の存在を知りました。患者さんや他院の医師とのやり取りを拝見する中、先生の技術やお人柄が、そしてインフォームド・コンセントをとても重視しておられるということが良くわかりました。吉野先生に執刀していただけるのであれば、私の大切な「眼」を安心して御委ねできると“確信”した次第です。オペ当日は、宜しくお願い致します。つきましては、術前最後の質問にお答えいただけますと誠に幸いでございます。


> ベッドについて
私の場合、角膜厚は501(左目でしたでしょうか)ということで、平均530〜550)より若干薄いため、ティシュー・セービングを適用。フラップ「130」、切除部分「74」、ベッド「297」に設定。「300」に若干欠けるが問題なし、ということだったかと存じます。


@501ミクロンは右目です。左眼は505ミクロンです。


> ただ1点だけ、「角膜拡張症」がどうしても気になってしまいます。それは、術後直ぐにということではなく、今後老齢に向かっていく中で角膜も次第に衰えていき、薄くなっているところを(ダムが決壊するように)遂には支えきれなくなってしまうことがないか、という心配なのです。つきましては、運転をしないこともあり、多少のハロー・グレアは覚悟する前提で、やはり照射径を60未満 (先生も仰っていた58とか)に落としていただくというのはいかがなものでしょうか。300オーバーを確保できれば、少しでも将来的なリスクを下げられ安心かなと。。それとも、心配しすぎなのでしょうか。素人の愚問かとは存じますが、どうか寛大に御容赦ください。場所が場所だけに、どうしても慎重になってしまうのです。ご多忙を極められておられる先生に対して、このような長文で申し訳ございません。以上、何卒宜しくお願い申し上げます。


@残存角膜厚は,300ミクロンに近ければそれに越したことはないという位の意味で、最低250ミクロンは残しましょうということは,譲れませんが、280ミクロンでもまずは,問題はないと考えられています.夜のグレアも人によっては不満の原因になりますので、とりあえずは6mmで良いと思います.


右眼は照射径6.0mmだと切除量は74ミクロン,照射径5.8mmだと切除量は70ミクロンで4ミクロンのゲインです.左眼は照射径6.0mmだと切除量は71ミクロン,照射径5.8mmだと切除量は67ミクロンでやはり4ミクロンのゲインです.はたして,300ミクロンにおける4ミクロンに意味があるとは思えないのですが..ただし,角膜フラップが厚めにできたらその4ミクロンも貴重ですので、術中の様子で5.8mmも検討することにいたしましょう.



***************************************************
吉野眼科クリニック 吉野健一
〒110-0005東京都台東区上野1-20-10風月堂本社ビル6階
TEL:03-3839-5092, FAX:03-3832-3730
レーシックセンターURL: http://www.tokyo-lasik-center.com/
吉野眼科クリニックURL: http://www.yoshino-eye-clinic.com
---------------------------------------------------
Kenichi Yoshino, M.D.
1-20-10 Ueno, Fugetsudo Bldg. 6F
Taito-ku, Tokyo 110-0005 JAPAN
Yoshino Eye Clinic
TEL:+81-3-3839-5092, FAX:+81-3-3832-3730
LASIK CENTER URL: http://www.tokyo-lasik-center.com/
YOSHINO EYE CLINIC URL: http://www.yoshino-eye-clinic.com
**********************************************